EC市場が非常に伸びて来たと同時に、物流業界も非常に成長産業として期待されています。矢野経済研究所の調査によりますと、2019年度の物流17業種総市場規模は23兆5410億円・前年度比で4.1%増、2020年度は24兆80億円(2.0%増)を予測されています。
日本全体の経済はあまり伸びていない中で、これだけの成長率を誇る物流業界はとても将来有望と言えます。市場の成長と同時に伴うのが、求人の増加です。今後、物流業界の働き手の需要は非常に増えていくでしょう。
そこで気になるのが、「トラックドライバーの平均年収ってどれくらいなの?」という部分です。今トラックドライバーとして働いている人も、これからドライバーとして働いていく人も知っておいて損はない情報なのではないでしょうか。
この記事では、ドライバーの中でもジャンルをいくつかに分けて、平均年収を紹介していこうと思います。今のご自身の年収と照らし合わせ、「今の年収は適正か?」ということをぜひ判断してみてください!
トラックドライバー全体の平均年収は?
賃金構造基本統計調査によりますと、トラックドライバーのおおよその平均年収は、393万円とされています。これは月額換算で、25万円~30.3万円となります。
どうでしょうか?皆さんの年収はこれよりも上回っているでしょうか、下回っているでしょうか。トラックドライバーでも、走行距離や運転する車種によって年収が変わってくるようです。具体的にみてみましょう。
長距離トラックドライバーの年収
長距離トラックドライバーの平均年収は約400万円~750万円とされています。長距離ドライバーの方が、短距離の運転しかしないドライバーよりも年収が高いとされています。しかしその分、労働時間も長いと言われています。
大型トラック運転手
次に距離ではなく、トラックの大きさでみていきましょう。大型トラック、具体的には積載量が6.5トン以上のトラックです。別の名で10トントラックとも言われています。大型トラックのドライバーの平均年収は約450万円~650万円とされています。これは短距離、長距離かかわらずです。
中型トラック運転手
中型トラックの運転手、つまり大型トラックよりも小さいサイズのトラックを運転するドライバーの平均年収は約450万~550万円と言われています。大型トラックの運転者と比べるとボトムの年収はあまり変わりませんが、トップの年収は100万円ほど低いとされています。
以上の結果を踏まえると、大型トラックを運転する、長距離トラックドライバーの平均年収が最も高いと言えるでしょう。
会社の大きさによる年収の違い
平均年収.jpの独自計算によりますと、物流会社の会社規模によってドライバーの平均年収も変わってくるようです。具体的には、
大企業のトラック運転手(ドライバー) | 456万円 |
中企業のトラック運転手(ドライバー) | 377万円 |
小企業のトラック運転手(ドライバー) | 342万円 |
となります。上で見た、走行距離やトラックの大きさによるドライバーのボトムの平均年収はあまり変わらなかったことから、会社が大きくなるにつれトップの年収が上がってくるということが言えます。
いかがだったでしょうか?皆さんの年収は、距離別・トラックのサイズ別・会社の大きさ別に見て上回っていたでしょうか?もしも、ご自身の年収が平均年収よりも低くて、今よりも年収をあげたいと思われているなら、年収アップする方法を模索してみてはいかがでしょうか。
「物流業のトラックドライバーが年収アップを目指せる7つの方法」では、トラックドライバーの皆さんが年収を上げる方法が載っているので、ぜひ参考にしてみてください。
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