トラック運転手(ドライバー)のキャリアってどんな感じなの?
キャリアアップに必要な資格って何だろう?
キャリアアップすると年収はどれくらいになるんだ?
こんな疑問にお答えします。
この記事を読むと・・・
トラック運転手(ドライバー)のキャリアについて知ることができます。
キャリアアップに必要な6つの資格を知ることができます。
キャリアアップ後の年収のイメージができます!
トラック運転手(ドライバー)のキャリアはブラックボックスな部分が多く、具体的にどのようにキャリアを歩んでいくのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
本記事ではトラック運転手(ドライバー)のキャリアについて紹介していきます。
さらに、資格取得にかかる費用や難易度を知ることができます。
この記事は今からでもキャリアアップにむけて準備ができるような記事になっています。
しかし、行動するのはあなた自身です。
読んで終わりではなく、読み終えた後は必ず行動を起こしてください!
それができる方は読み進めていきましょう!
もくじ
トラック運転手(ドライバー)のキャリアについて
トラック運転手(ドライバー)に対するイメージはそれぞれにお任せします。
というのも どんなイメージであれ、強い気持ちさえあれば誰でもキャリアアップできるからです。
恐らく、この記事を読んでいる方はそういう強い気持ちをどこかにもっていることでしょう。
しかし、中には 歴を重ねてもキャリアアップは難しい とか、資格が大変そうとかが先行して挑戦をしようとしない人がいるようです。
冒頭お伝えしたように、強い気持ちさえあれば誰でもキャリアアップはできます。
とはいえ、具体的にどうしていけばよいかが気になるところでしょう。
入社1年目からのキャリアアップは可能?
入社1年目からのキャリアアップは正直難しい。
物流業界は「人×人」の業界でもあり、お互いの信頼関係や人間性で評価がつけられたりします。
入社1年目でキャリアアップにつながるほどのお客様との関係性を築くのはなかなか至難の業・・・。
入社1年目は仕事を完璧に覚えることと、先輩との関係性を意識すると良いでしょう。
入社5~10年目のキャリア
入社5~10年目ですが、この辺りからキャリアアップにつながる役職が見えてきます。早い人だともっと前に重要な役職に就く人もいますが、おおよその目安は5~10年目くらいと考えておくと良いでしょう。
これが遅いか早いかは比較する業界や職種によりますが、物流業界の特徴の1つとして「人×人」と挙げたように、役職がつくことで"人"からの信頼だったり人望がさらに上がり、仕事も更に順調になっていくことでしょう。
よくあるのは、お客さんとの会話でキャリアアップの話をしたときに
「それだったらもっと良いお仕事まかせたい!」
「〇〇〇さんのこと△△△会社さんに紹介させて!」
とか、キャリアが上がることでもらえるお仕事の質だったり人望が一気に変化していく場合が多いです。
それは結果的に会社の売上にもつながってくるため、社内評価もアップ!
給与面も変化してくることでしょう。
運んだら運んだ分お給料↗の会社も多いので中には1,000万円近く稼ぐ人も出てくるようです。
10年目以降のキャリア
10年目以降のキャリアですが、仕事のやり方も完璧覚えて部下が増えてきたり独立を考える人も出てくるんじゃないでしょうか?
物流業界は"現役バリバリ第一線で活躍"が他業界よりも長くできるのが魅力の1つです。
会社にとっても、お客様にとってもなくてはならない存在になっていきます。
10年目以降は頼られる存在として責任を持ちつつ、地位におごることなく理想の先輩としての立ち振る舞いをしていくことが望ましいですね!
ここまで読んで、キャリアアップにはある程度の年数や人との付き合いしかないの?
と思った方、実はキャリアアップのちょっと近道ルートを行く方法があります。
それが、資格を取得して出来る仕事を増やすことです。
では、例えばどんな資格があるのか みていきましょう!
キャリアアップに必要な資格って何だろう?
キャリアアップのちょっと近道ルートは資格を持っていることです。
他の業界との違いは、資格を持っていることがすごいとかではなく"資格があればできる仕事"が多く、逆に言えば資格がないと1つの業務しかできないので稼ぎ方が限られてきちゃうということです。
では具体的にどんな資格があるのかみていきましょうか。
①普通自動車免許
②中型自動車免許
③大型自動車免許
④牽引免許
➄危険物取扱者
➅運行管理者
このほかにも持ってたら有利な資格はたくさんありますが、この中から3つぐらい持っていたら出来る仕事は相当増えますね・・・。
①~③についてはここでは割愛させていただきます。
その他ドライバーの 資格に関する記事はコチラ
④牽引免許
けん引免許は車両総重量が750kgを超える車両を運転するための免許になります。
(例)貨物トレーラー,タンクローリーなど
種類 :「牽引第一種免許」「牽引第二種免許」「牽引小型トレーラー限定免許」
費用 :15~17万円(教習所や受験方法によって異なる)
取得条件:二種・大型・中型・準中型・普通・大型特殊免許のいずれかの免許を取得していること。
難易度 :低
➄危険物取扱者
危険物取扱者は「危険物」を取り扱うのに必要な国家資格です。
消防法で火災の危険性が高い物質を「危険物」としており、性質の違いによって第1類~第6類に分類されます。
(例)ガソリン,灯油,軽油など
種類 :「甲種」「乙種」「丙種」
費用 :「甲種」6,600円
「乙種」4,600円
「丙種」3,700円
一般財団法人 消防試験研究センター HP
取得条件:「甲種」のみ条件あり*1
難易度 :「甲種」・・・高
「乙種」・・・高(乙種4類は取得するとかなり有利)
「丙種」・・・低
*1 以下の5つの条件のいずれかを満たす必要があります。
また、願書を提出する際に証明書類によって条件を満たしていることを明らかにしなければいけません。
- 大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
- 大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
- 乙種危険物取扱者免状交付後、2年以上の実務経験を有する者
- 次の4種類以上の乙種危険物取扱者の免状を有する者
- 第1類または第6類
- 第2類または第4類
- 第3類
- 第5類
- 修士、博士の学位を授与された者で、化学に関する事項を専攻した者
➅運行管理者
運行管理者は、営業用自動車の運行の安全を確保するための国家資格です。
(例)トラック,バス,タクシーなど
種類 :1種類のみ
費用 :6,000円(非課税)
上記受験料のほか、受検の申請方法によって以下の金額(税込み)が別途で必要
- 書面申請:1,030円(受験申請書代)
- インターネット申請:648円(システム利用料)
- おまかせ申請:2,648円(システム利用料を含む)
取得条件:⇓参照
- 自動車運輸事業者(軽貨物運輸業を除く)又は、特定第2種利用運送事業者の事業用自動車の運行管理に関する実務経験が1年以上のもの。
- 国土交通大臣が認定する講習実施機関において、試験区分に応じた基礎講習を修了(受講予定の方は、試験日の前日までに修了)したもの
- 貨物自動車運送事業輸送安全規則に基づき国土交通大臣から認定された講習実施機関で基礎講習を受講されたものは、貨物試験の受験資格となる。
- 旅客自動車運送事業運輸規則に基づき国土交通大臣から認定された講習実施機関で基礎講習を受講された方は、旅客試験の受験資格となる。(実務経験がないものはこの基礎講習を受ける必要がある。)
難易度 :中
上記の資格からいくつか持っていればできる仕事が増えていくので必然とキャリアアップも近くなるでしょう!
では、キャリアアップ後の年収についてみていきましょうか。
キャリアアップ後の年収ってどれくらい?
キャリアアップ後の年収は各企業によっても大きくばらつきが出てきますが、
まずは大卒平均年収をみてみましょう。
大卒平均年収 約450万円
これは新卒~20代の平均年収の目安です。
近年、物流業界の市場拡大にともない年収が右肩上がりで増加傾向にあります。
大卒で物流業界に入った場合の年収についてさらに知りたい人のためにコチラの記事を書いてみました。
気になる方は是非ご覧ください!
入社5~10年目のキャリアでも話したように「人×人」を大切にした結果キャリアがついてきます。
自分が出来る仕事も・任される仕事も 順調に増加していくので本当にやったらやった分お給料に反映されます。
パターン
- 固定給のみ
- 固定給+歩合
- 歩合のみ
これに関しては良し悪し分かれます。
自分に合ったものを見つければ年収も自ずと上がります。
ただ、何度も言いますが数年で1,000万円クラスは稀です。
最初は仕事を覚えることに徹しつつ、資格取得をしてくのがキャリアアップの最短ルートでしょう。
20代でも他業界の中堅層と同じくらい稼ぐ人もざらにいるのが物流業界の特徴です。
若さや体力自慢・人間性、最近だと女性ドライバーも増えてきています!
やる気次第で稼ぐことができるお仕事の1つでもありますし、業界改革も進んできています。
コロナや時代背景によりますます需要が増えて、今後成長していく業界でもあります。
今のうちにキャリアを見据えた動きをしていけば年収1,000万円は確実に見えてくるでしょう!
さいごに
トラック運転手(ドライバー)のキャリアについてはブラックボックスの部分が多く、ほとんどの人が従来のイメージだけで考えていたと思います。
しかし、ここ数年で市場規模もおよそ2倍近くなっていたり それに伴う業界改革も進められています。
今では女性ドライバーも増えていたり、働くスタイルもかなり変化しています。
働く人の変化だけではなく、経営者も様々なとりくみで社員を大切にしています。
例えば、BBQを開いて社員やその家族のためにイベントを企画したり、社員の奥様が誕生日の時にはお花をプレゼントしたり、シャワールームを設けて社員が快適に仕事をできる環境をつくったり など。
そうした変わりつつある物流業界でキャリアアップを目指すなら「人×人」を大切にすることだったり資格取得だったりをしていくことが必要です。
この記事を読み終えて終わりではなく、行動に移すことが大切です。
キャリアアップに向けて今日から頑張っていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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