トラックドライバーの労働時間ってどのくらい?
休憩時間はちゃんとあるのかな?
このような疑問をお持ちの方々、本記事ではこのような疑問にお答えします!
本記事を読むと…
トラックドライバーの拘束時間、休憩時間、休息時間について知ることが出来ます。
近年、EC事業の発達によりトラックドライバーの需要がが高くなってきています。ですが長距離ドライバーなどは500㎞以上の移動距離を超えたりする場合もあります。そこで気になってくるのがトラックドライバーの労働時間です。
トラックドライバーはほかの職業と違って定時や終業時刻が決まってないイメージがあります。
そこで今回はトラックドライバーの労働時間についてみていきたいとおもいます!
一般的な労働時間
トラックドライバーの労働時間を見ていく前に他の職業の労働時間を見ていきましょう!
労働基準法上の法定労働時間
労働時間の原則として、1日8時間以内、1週間に40時間以内にする必要があります。休憩時間にも決まりがあり、労働時間6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩が必要になってきます。
休憩時間は必ず守る必要がありますが、労働時間は時間外労働協定を定め、行政官庁に届け出ることで、上記上限を超えて労働することが出来ます。
職業別月平均労働時間ランキング
1位 トラック運転手 220時間
2位 歯科技工士 197時間
3位 グラフィックデザイナー 197時間
4位 タクシー運転手 196時間
5位 整備士(自動車整備工) 192時間
トラックドライバーは労働時間が他の職業と比べてみると長い労働時間ということがわかります。
物流は様々な場所にモノを運ぶ仕事なので運ぶモノや場所によって時間がかかってしまう場合があるのでこのような形にあってしまうのでしょう。
(参考文献 http://nenshuhacker.jp/occupation/ranking_hour )
トラックドライバーの労働時間
先ほども上げたように、トラックドライバーは長時間の仕事になってきます。そこで労働時間や休息時間はどのようになっているのかを説明していきます。
まずはトラックドライバーの1日の拘束時間を見ていきましょう。
1日の拘束時間
拘束時間は運転時間+休憩時間等と規定されています。トラックドライバーの1日の拘束時間は13時間、状況によって最大16時間まで認められています。毎日16時間というと限界が来てしまうので15時間以上拘束していいのは週に2回の制限があります。
1日の休憩時間
休憩時間は労働時間以外のことをさします。1日の拘束時間は13時間、最大16時間ですが最大で運転できるのは4時間です。4時間走る場合必ず30分以上の休憩時間を設けなくてはいけません。休憩時間は分割することもでき、4時間以内に運転を中断する場合は1回10分以上、合計30分以上の休憩をとることもできます。
また、物流の現場で発生する荷待ち時間は休憩時間に含まれません。作業、荷待ち時間を合わせたものが労働時間になるからです。
休息時間について
トラックドライバーには休憩時間とは別に休息時間というものがあります。休息時間とは業務から解放されドライバーにとって完全に自由になる時間のことです。休息時間は継続で8時間以上必要です。休憩時間と違って休息時間は分割してっとることはできなくなっています。
2人以上乗車している場合
長距離移動などでトラックに2人以上乗車している場合、1日の最大拘束時間の延長と休息時間の短縮が認められています。拘束時間は20時間に延長、休息時間は4時間に短縮することが可能です。しかし条件があり、キャビンに大人一人が足を延ばして横になれるベットが設置してある場合に限られます。
運転交代があるため1人あたりの負担を軽減することは可能になりますが人件費が増えるという部分も考えなくてはいけません。
さいごに
いかがだったでしょうか?
長時間労働というイメージがあるトラックドライバー。労働時間のなかにも休憩時間や休息時間など様々な事柄がしっかり決められていますね。
拡大していく物流業界でトラックドライバーの需要は高くなるにつれて、安心安全な運転を更に心がけていかなければいけません。管理者・ドライバーがこれらの時間をしっかり守っていき、ドライバーの体調を把握・管理していくことが今後、物流業界を支えていく重大な要素になっていきます。
自分自身の体調を最優先にして明日からまた頑張っていきましょう!
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