【株式会社ヒルト】天野代表：社員一人ひとりと向き合う会社

物流CEOインタビュー[No.023]

「一人ひとりと向き合う会社」

今回の物流CEOインタビューは「株式会社ヒルト」の天野代表です。株式会社ヒルトは昭和29年2月に設立され、神奈川県川崎市中原区下小田中3-3-18　に本社を置く物流企業です。天野代表の経営思想を物流CEOナカノヒトが紐解きました。それでは、インタビューを見ていきましょう。

• 本記事の内容はインタビュー時点での情報です。
• 最新情報は株式会社ヒルトのHPをご確認下さい。
• インタビューに興味がある経営者はコチラをクリック！
• 物流業界の情報を発信するYoutubeアカウント『物流チャンネル』も運用中！

株式会社ヒルトの天野代表のキャリア

左：廣田常務　右：天野代表

ーーーこれまでのキャリアを教えていただけますでしょうか？

天野代表：元々熊本の生まれでしたが、昭和６０年に航空自衛隊の仕事を通じてこちらにきまして、その時に元社長と知り合いました。うちの会社はもともと販売、買い取りの事業と運送事業の３つをやっていたのですが、私は車の分野が得意でしたので、車関係で入社しました。その後自然と運送の仕事や統括を担当するようになり、一昨年に代表者となりました。

株式会社ヒルトについて

―――御社の事業や会社の特徴、強みを教えていただけますか。

廣田常務：一番はマナーです。ドライバーはお客さんと会う末端の人間になるので、一人一人の態度で荷主さんの仕事がなくなってしまうこともあります。弊社は経験者よりも未経験者を主に採用していて、一から教育をしています。経験者であれば同乗して１週間から１０日で独り立ちできるものを３週間から１か月かけて、挨拶や出勤時の爪のチェックなど、そういった細かいところから全て教育しています。

以前、ドライバーは１２名ほどだったのですが、今では６０名ほどのドライバーがいます。そのなかで経験者は１割にも満たないです。誰でもできる仕事かもしれませんが、そういった細かいマナーに力を入れて、ドライバー一人一人が身だしなみの清潔感や荷物の扱いが丁寧であることを大切にしていますね。百貨店などに運送する仕事も多いので、クオリティを求められる荷主さんやクライアントにチャーター便として、特別な、きちんとした納品ができるということを重視しています。

―――ホームページの社員の声を見せていただくと、人間関係の良さを挙げている方が多いですが、会社の雰囲気やどんな会社にしていきたいかなど教えていただきたいです。

廣田常務：年に１，２回、社員の方一人一人と僕が直接面談をして、今何に悩んでいるのか、どういう状況なのかなどを直接聞いていますね。なるべく早期に悩みを知って、解決していけるよう心がけています。さらに、今後はトラックを１００台、社員を１５０人くらいまで増やしてしていきたいという目標を持っています。

―――インスタグラムのアカウントを運用されていますが、どなたが運営されているのですか？

天野（娘）：はい、私が運用しています。

―――天野代表の娘さんが運用されているのですね！　きっかけはなにかあったのですか？

天野（娘）：思い付きでやってみようというところがあって、インターンシップでＳＮＳを運用する経験があったので、ヒルトのほうもやってみたらいいのではないかというお話をいただいたことがきっかけです。

―――今後のビジョンやいまＰＲしたい部分など別の視点からございますか

天野（娘）：動画や投稿を作るとき、自分もまだ２０代なので、２０代や３０代など若い方に響くような内容を意識しています。ほかの運送会社さんの投稿も参考にしながら、なるべく身近に感じられるように、ヒルトの様子やドライバーさんの普段の様子が伝わるような投稿を心がけています。これからももっと見てくれる方が増えると嬉しいですし、それをきっかけにヒルトに入社したいという方が増えるといいなと思っています。

株式会社ヒルトの天野代表が思う今後の物流業界について

―――２０２４年問題やコロナ明けの物流など、今後の物流業界がどうなっていくと考えられていらっしゃいますか？

天野代表：正直２０２４年問題に関して、どうしようという焦りはないです。時間が短くなった分ドライバーの給料が下がることが一番問題になると思うので、それに備えた準備はもちろんしています。今後ドライバーが長い時間動けなくなると、どうしても長距離の移動が難しくなります。その結果今まで東京から大阪まで一日で往復していたトラックが一旦名古屋あたりで中継になる事が増えると思うんですよね。現在は大型トラックを導入し、社員に大型免許を一人ずつ合宿で順番に取ってもらうなどの準備を進めているところです。

―――採用に関してなど、メッセージがありましたらお願いいたします。

廣田常務：トラックの運ちゃんというと、やんちゃな感じと思われがちですが、うちの会社は全くそんなことはないです。なにより社員が安全に運転できることを最優先にしています。いろんなことも相談しやすい、働きやすい環境づくりを心掛けているので、ぜひ応募していただければと思います。

物流CEOナカノヒトより 「天野代表、廣田常務、インタビューのご協力ありがとうございました。」

この記事がいいなと思ったらTwitterやFacebookなどでの拡散をお願いします！