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【株式会社USUNAMI】薄波社長:頑張った分反映される業界

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物流CEOインタビュー[No.012]

株式会社USUNAMI
薄波社長

「頑張った分反映される業界」

  今回の物流CEOインタビューは「株式会社USUNAMI」の薄波社長です。USUNAMIは2020年7月に設立され、埼玉県三郷市早稲田3−10−1 B棟802に本社を置く物流企業です。創業期から成長を続けるUSUNAMIの若き経営脳を物流CEOナカノヒトが紐解きました。最初に始めたのが軽貨物だったとか? それでは、インタビューを見ていきましょう。

 

 

株式会社USUNAMIの薄波社長のキャリア

―――創業に至った経緯をお伺いできればと思います。

薄波社長 :中学生の頃の話ですが、親がもともと飲食店やってまして、その影響でずっと自分のお店、店舗を出したいという気持ちがありました。

子供の考えなんですけど、自分で会社を立ち上げて、そこで飲食店をやろうと思ったのが最初です。

お金の事などは全然考えていませんでした笑

高校卒業してすぐ免許取ってから自分にできる事で給料が良い仕事を探して、たまたま軽貨物の求人を見て全く無知のまま個人として入ったんです。

しかし、入ったその会社があんまり良くない、いわゆるブラックっぽい感じだったんです。

1年やって仕事的には全然僕は嫌じゃなかったんですけど、お金の面とか休みの面とかそういう問題がありまして・・・今考えれば当時の自分が可哀想になるくらい酷いものでしたね笑

そこで仲の良い地元の先輩に相談したんです。

その人が営業職やっていたんですよ。

いろいろ教えてもらった時に、今後独立して起業したいという話をしたときにやっぱり営業力って大事だなぁって言うのをすごく実感しました。

そしてそのまま営業会社に入社しました。

課長まではなれなかったんですけど課長代理という役職を頂きました。

そこの営業会社は結構面白い会社で、ベンチャーならではの勢いがあるイケイケな会社でした。

課長代理の下に部下がついてチームを作るみたいな。

その中で部下の教育、ケア、サポートをしながらチーム全員で売り上げを作っていくみたいな事をやらせてもらえる所だったんですよ。

営業力や部下への教育・サポート・マネジメントなど、結構勉強になりました。

そして入社4年目に入るタイミングで会社を辞め、起業しようと思い個人事業で軽貨物を始めました。その後、数年間個人で仕事をし、去年の7月にタイミングもあって、会社を設立しました。

―――営業職ではどういったことをやっていたんですか

薄波社長 : ホームページの営業です。

テレアポで代表さんにアポとって、訪問をして営業し、即決で契約を取ってくる感じですね。

その時に営業職いいなって思ったのが、普段社長様と会って話せるタイミングってそんなに無いじゃないですか?

なので営業やっているといろんな社長様に会い、話しが聞けて、それこそインタビューじゃないですけど、社長様の方に

「なんで起業したんですか?」

「辛かったこととかありますか?」とか色々聞けたのが良かったですね。

仕事しながら、どっちの情報も得る事が出来るので、営業を頑張ってました。

結構勉強になりましたね。営業もですけど、社長様の失敗や成功などの経験談もですね。

 

―――会社を立ち上げる前は軽貨物の事業って言うのを2年ほどやられていたんですか

薄波社長 : そうですねトータルで4〜5年くらいです。

最初は高校の同級生と2人で会社始めたんです。

他のメンバーは、後輩とか後輩の知り合いとかで最初は4人スタートしました。

それで4月から8人。今は全部知り合いです。

まだまだ全然小さいですけどね。

――― 8人も巻き込めるのも薄波様のお人柄ですね。創業するにあたって軽貨物業界にするっていう選択はどういった背景または確信があって選んだのかを教えてください

薄波社長 : そうですね。

単純に「最初に始めた仕事が軽貨物だった」だけです。

ある程度流れも分かっていたし、知り合いで軽貨物をやっている代表さんの人とかもいらっしゃったりして、その人にいろいろ聞いてという感じですね。

あと同級生の専務、サカイって言うんですけど。

サカイは企業が0から成長していくところを見るために、色んなベンチャー企業を渡り歩いてきたやつなんですよ。

それをして、軽貨物の経験もあるというのもあってやってみようかという感じです。

 

―――創業の際に辛かったなぁとか苦しかったなぁって言うエピソードはありますか?

薄波社長 : 辛かったのや苦しかったのは正直そんなにでもなかったかもしれないですね。

良くも悪くもですが、結構僕やろう決めたらすぐ行動しちゃう人なんです。

なのであんまりそういう辛かったなぁって言う事は無いですけど

でも若干のプレッシャーみたいな責任感ていうのはありましたね。

今まで個人でずっと1人でやっていて正直僕だけ軽貨物失敗したとしても僕だけが落ちるだけで、落ちたら落ちたでまたやり直せば良いという言う考えだったんです。

しかし、やっぱり会社としてやっていくと一緒に働いてくれるドライバーの方もいるし、考えると創業当時は少し不安になる事もありましたね。

でも、最終的にそんなことを考えてもしょうがないし、自分の性格的に背負う物が大きくなればなるほどやる気が出るタイプなのでやるしかないという感じで今も一生懸命頑張ってます笑

 

株式会社USUNAMIについて

―――社内の雰囲気について教えてください

薄波社長 : 雰囲気は若いというのがあります。

僕が今26(歳)で年齢だけで見ると一番下なんですよ笑
そこに1コ年上、2コ年上がいてみたいな。

同い年が何人かいてみたいな感じなので勢いはありますね。

僕が最初に入った軽貨物の会社さんが、雰囲気も正直よくなく、すごい激務でお給料も少ない休みも無い、みたいな感じで、そうは絶対にしたくないっていう思いは強く、自分がドライバーだったら働きやすい環境や、働きたいって思える会社というのを常に目指して頑張ってはいます。

すごい雰囲気はいいですね。アットホームみたいな笑

常に現場ではみんなよく笑っています笑

仕事ですけどなんか部活みたいな笑

やることやって遊ぶ時は遊んでみたいな感じです。

―――薄波様が一番年下と言うことなんですけれども教育や指導面で年上の方に対してやりづらいとかっていうのはあったりしますか?

薄波社長 : 僕が社会に出たのは18(歳)からなので、ずっと後輩が年上みたいな環境でした。もう慣れました笑

慣れましたが、教育や指導面に関してはうちの専務がうまいんですよ笑

僕、専務に良くも悪くも「優しすぎる」ってよく言われます笑

もちろん業務的にちゃんとしたところはちゃんと言うのですがトータルして優しすぎると。

逆に専務は結構厳しく、的を得ていて、しっかり教育だったり指導が上手なので、弊社としてはちょうど何かバランスが取れているかなみたいな感じです笑

もしかしたら普通逆で代表が厳しくて専務が優しいみたいな感じかもしれないですが、弊社はそんな感じでやっています。

 

―――御社の強みを教えてください

薄波社長 : 正直若いのでやっぱりフットワークが軽い所です。

あと仕事も早いと思います。

スピード感があると思いますし、宅配メインでやっていますが、配達の個数だったりとかも結構他のところよりかは負けないぞって言う感じはありますね。

あとは正確性。

誤配などミスをしたらいくら早くても意味がありません。スピードだけじゃなくて確認、確認をして正確にというところをドライバーの方には常日ごろ言っています。

それを皆さんがこなしてくれているので、クレームなども含め極端に少ないところが結構強いと思っています。

チームワークもいいのでお仕事には柔軟に対応しています。

―――事業内容について具体的に教えてください

薄波社長 : 基本的には宅配がメインです。

後は、スポットや短距離・長距離チャーターなどもしています。

単身の引っ越しも少しやってはいるんですけれど、そこはそんなに件数は無いです。

 

―――今後は規模の拡大やチャレンジしたい事業などはありますか?

薄波社長 : もちろん軽貨物自体は僕も好きで、まだまだ需要(仕事は)はあると思うので、台数を増やしてさらに拡大をしていきたいと思います。

チャレンジしたい事業に関しては、やりたい事はいっぱいあります笑

それこそ僕がもともと飲食の事業をやりたいっていうのは昔からあるので、軽貨物事業で拡大しみんなにもどんどん稼いでもらえる環境を作りつつ、また別で飲食の事業もチャレンジしたいと思っています。

 

―――ちなみに今こういう飲食店って言うイメージはありますか

薄波社長 : 僕はお酒飲むのが好きなんですよ。

居酒屋というよりかは、バーですね。

アットホームな感じで、常に何か音楽がかかっている、そんな感じのバーですね笑

静かなバーでは無いですね笑

元々、親の店がそんな感じで、そこでお手伝いがてら働いていたこともあったので、そういうの面白いなぁって思いました。

結構お客さんとの会話も楽しんだり一緒にお酒飲んだり笑

 

―――御社の課題といいますかどういったところを改善したいって言うものがあれば教えてください

薄波社長 : 今後拡大するにあたっての課題は求人ですかね。

求人ってそんな簡単なものでは無いじゃないですか。

簡単には集まらないですし、求人自体をどういう感じでやるかというところは今の課題ですかね。

 

―――今は身内だけですけど今後は会社を大きくするにあたっても普通に求人を出して入っていただく形になるんですか

薄波社長 : そうですね。

今は身内でやっているそのメンバーをしっかりと確立させて、求人の媒体を使って採用するというのが理想ですね。

―――具体的に今期はどのぐらいの規模感にしていきたいっていうのはありますか

薄波社長 : 今1期目で8人なんですけど、今年の7月までに15名を予定をしています。

2期目からは求人活動により力を入れてさらに前進したいなと考えています。

 

―――会社を経営する上で大切にされていることや理念について教えてください

薄波社長 : やっぱり僕が軽貨物のイメージがあんまりよろしくないところからスタートしているんですよ。

正直に言って、最初の会社が散々でしたので。

なのでドライバーが働きやすいとか、代表だったり専務とかに言いたいことがしっかり言えるような環境作りっていうのを一番に考えていますね。

ドライバーさんが稼げる環境を作るのは当たり前で、一番はそういう環境作りを大切にしています。

ドライバーさんと面談をして「今どういう感じで考えているのか?」とか「不満はないか?」などを話し合ったりしながら働きやすいような環境を一番考えていますね。

 

―――経営をする上で大変なことって何でしょうか

薄波社長 : この業界は良くも悪くも流れが早いです。どれだけ早く柔軟に対応するかが大変というか一つポイントになってくると思います。

それと言葉が正しいかわかりませんが、人を使うという所です。

自分がプレイヤーになって走るより、人を使う方がとても大変です。

ドライバーのケアというのには、特に気を配っていますね。

 

―――ドライバー職の魅力について教えてください

薄波社長 : ドライバーが楽しいって言うのは、案件によりますが、やればやるだけ自分のお給料に繋がるって言うのが大きいと思います。

僕、車が大好きなのでドライブ、運転したりするのが好きです。

そういう方はもちろん向いているんじゃないかなと思います。

配達中は一人なので最低限のルールさえ守れば基本自由に仕事が出来ますし、一人が好きな方には魅力的かなと思います。

 

―――起業して良かったなぁって言うエピソードを教えてください

薄波社長 : 僕個人の話で言うと個人事業でやっている時よりは夢が広がりますね。あれやりたいこれやりたいとか。

もちろん壁もありますが、そういうのを乗り越えていくのも楽しいですし、うちの専務とそういう話しをしたり、今後についても話をするんですけれど、そういうのも面白いですし。

まぁでも一番は一緒に仕事をする仲間が増えた事ですかね。

毎日楽しく仕事が出来てるのはすごく幸せで良かったなぁと思いますよ笑

株式会社USUNAMIの薄波社長が思う今後の経営・物流業界について

―――今後の物流業界や運送業界はどうなっていくとお考えでしょうか

薄波社長 : 今後は軽貨物の業界も、正直まだまだ全然お仕事量もあるとは思いますし、まだまだ全然伸びると思います。

ただ、今実際に結構軽貨物をやられている方が良くも悪くも増えてきたというか多いと思うんですよ。

新しくこの事業に参入してる法人や個人の方とか。

だからこそ正確さや、品質が大事だと思うので弊社はただ仕事をこなすだけではなく、品質を第一に考え責任感を持ち、今後も拡大していきたいですね。

 

―――起業したいという方に対してのメッセージをお願いします

薄波社長 : 僕が偉そうに言える立場じゃないと思うんですけど笑

どの業界であってもその(起業したい)気持ちとか。

僕はそういう気持ちはとても大事だと思っていて、なかなか思える人ってそんなに多くないと思うんですよね。

もちろん良いこともありますし正直悪いこともあるというか、リスクもあると思うのですが、僕が思うのはまず行動です。

やろうと思ったらすぐやった方がいいと思います笑

僕はなんにせよ行動力って大事だなぁってすごく思うんですよ。

やろうと思ってウジウジしている間にタイミングを逃しちゃうとかって言う経験も僕もなくはないので。

まず行動力でいろいろ動いてみてっていうのはすごく良いんじゃないかなぁと思います。

楽しいですよ笑

大変なこともありますけど笑

 

―――今後ドライバーを目指す方へのメッセージもお願いします

薄波社長 : もちろん会社にもよりますけど頑張ったら頑張った分だけ評価されて、お給料などで直接目に見えてわかる業界です。

そういうところは、すごく良いと思ってます。

働き方も結構自由というか、案件によりますけど自由な感じで動けると思うのでドライバーとして今後やりたいと思っている方がいるのであればぜひやっていただいた方が良いかなと思います。

ネットで調べて「軽貨物稼げない」とかいろいろ出てきたりはするとは思うんですけど、それはその動き方の問題だと思うんです。

本当に行動力ですよね。

動き方1つで変わると思うので軽貨物自体はまだまだ全然伸びるし、衰退はしないと思っているので。

楽しいし笑

やりたいと思ったらやってもらったほうが1番良いと思います。

一歩踏み出してみるのもいいと思います。

 

―――今後のビジョンや夢について教えてください

薄波社長 : 最終的には軽貨物はもちろんなんですけど、やっぱり飲食の事業だったり色々とやりたいような事はいっぱいある会社です。

軽貨物の事業でしっかり荷主様だったりお取引先に喜んでいただけるような仕事をするのがまず一番なんですけど、「薄波さんのところ良かったわ」とか「良いドライバーさんが多い」とか言われたりするのが1番嬉しいので、そう言ってもらえるような会社にしていきたいと思います。

最終的には軽貨物の事業で拡大をし、飲食の事業も始め、グループ会社やホールディングス化をしてもっともっと幅広く、お仕事がしたいですね。

軽貨物の業界の方々含め他業種の方々にも株式会社USUNAMIって何か聞いたことあるぞ!となって欲しいですね笑

今は何も知ってもらえていないのでまだまだこれからだと思うので色々な方々にどんどん知ってもらって色々と世間の為に役に立てるような仕事ができれば良いかなと思います。

 

 

株式会社USUNAMI 薄波社長

 

  <会社概要> 会社名:株式会社USUNAMI 代表者:薄波社長  設立:2020年7月
      本社住所: 埼玉県三郷市早稲田3−10−1 B棟802

物流CEOナカノヒトより 「薄波社長、インタビューのご協力ありがとうございました。」

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