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【イエロー便】木口社長:働くために生きているのではない

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物流CEOインタビュー[No.015]

イエロー便 木口社長

「働くために生きているのではない」

今回の物流CEOインタビューは「イエロー便」木口社長です。木口社長の経営思想を物流CEOナカノヒトが紐解きました。それでは、インタビューを見ていきましょう。

イエロー便の木口社長のキャリア

これまでのキャリアを教えていただけますでしょうか?

木口社長:私の父親が社長なのですが、交代せずに20年ぐらいは運送業でやっています。私は、高校卒業してから4年間、会社勤めをしており、機械産業で馬車の部品の製造に携わっていました。しかし、ブラック企業ではなかったのですが、将来性を見たときに、何かやらないといけないなというのを感じていました。それから、競艇選手を目指し、1年に2回試験があるのですが、私は2年半頑張って45回目の試験で合格を手にしました。

そこから福岡県の養成学校に1年間通うのですが、その際、最後の試験で帰ってきて、ずっと何をしようか考えていました。その時に友達が名古屋で営業をやっており、誘われたため1、2年ぐらい働いた後に父が「会社を継いでくれ」と言ってきたことがあり、携わる形になりました。

 

―――お父様と5年前から一緒に頑張ってきたというということですね。

木口社長:そうですね。会社を継ぐ予定で始め、引き継ぎ、運送事業を始めました。

 

―――実際に慣れるまでどのくらいの期間かかりましたか。

木口社長:慣れるのは、1年かかりました。今は、従業員が結構いるのですが、思わぬところで運送業を始めるという形になったのですが楽しいです。やはり、環境作りは大切だと思います。例えば、会社の不満って、一つや二つはあると思うんですよ。そういうのをできるだけ少なくできるかというのが、大事だと思っています。

株式会社イエロー便について

―――御社の事業や会社の特徴、強みを教えていただけますか。

木口社長:事業内容ですか。配達としては商業貨物を取り扱っています。一応、軽貨物のトラックもあるので、軽自動車に荷物を積んで運んでいるのですが、事業相手がほとんどなので、大手運送企業みたいな感じではないです。

 

―――目指している環境作りや取り組みなどはありますか。

木口社長:私は、船の免許を持っているのですが、従業員と一緒に釣りやゴルフに行くなどは、結構しています。

 

―――ドライバーさん同士で仲が良いのですか?

木口社長:そうですね。皆、和気あいあいやっています。毎日文句を言っていても仕事は、つまらないんですよ。

 

―――コロナで打撃は受けたのではないですか。

木口社長:売上もそこまで変わってないので、打撃を受けた感じはないですかね。

 

―――他社様によると商業貨物は減ってしまって、逆に宅配が増えたので、売り上げの変化があるイメージでした。

木口社長:自動車メーカーで一応配達をさせていただいているので、企業が休みになると逆に荷物が残ったりして次の日が忙しくなったりとかはしますけどね。そういう会社が何件かあると、次の日に持ち越し、在庫が残った状態になります。

 

―――御社の強みを教えていただけますか。

木口社長:やはり、従業員が働きやすい環境ではありますね。ドライバー同士の繋がりが強いですね。

 

―――他社様との繋がりはどうですか。

木口社長:運送会社の社長さんとたまに、繋がったりするくらいです。

 

―――やはり事業範囲が多いと、そこまで繋がりは重要ではないのですか。

木口社長:そうですね。もちろん繋がりがあって悪いことは一つもないと思うのですが、今後展開していく上で、大切だなとは思っています。

 

―――会社を経営している上で大切にしていることを教えていただけますか。

木口社長:運送会社って辞めちゃう人が多いのですが、弊社はほとんどいません。やはり、働きやすい環境を大事にしていきたいなと思っています。

 

―――環境作りをすごく大切にしていらっしゃるからこそ辞めていく人がいないということですよね。

木口社長:そうですね。

 

―――従業員の数やトラック資源等で困っていることはありますか。

木口社長:運送業の仕事って、向き不向きというのがあると思います。例えば、土地が弱く道をあまり覚えられない、女性だったら重い荷物もあるので、力がないと難しいなどだと思います。

 

―――一人前になるまでに時間がかかるのですね。

木口社長:だから、教育という形で、サポートを充実させていかないといけないと思います。

イエロー便の木口社長が思う今後の物流業界について

―――2024年問題やコロナ明けの物流など、今後の物流業界がどうなっていくと考えられていらっしゃいますか?

木口社長:これから例えばなんですが、東京の方で実際にドローンが飛んでるという話を聞いたことがあるんですけど・・・。本当に荷物を運ぶのにドローンが飛ぶという時代になったら、正直、配達員さんいらなくなります。しかし、物流業界って私達が生きているうちは絶対になくならないと思っているので、そこはこの事業の強みかなと思いますよね。

しかし、車の関係もあるじゃないですか。二酸化炭素が多い等の環境的な問題もあるので、排ガス規制なども今後出てくるのかなとは思います。この会社に入りたいなって思えるような会社を作れるかが大事だと思います。

将来的な問題を見ると、会社の数自体もどんどん減っていくと思えます。やはり、ネット社会になってきていると思うので、コロナの前に比べると荷物が3倍か4倍ぐらいまで増えていることからも人手不足は、絶対起きていると思います。

 

―――事務作業などで困っている面はありますか。

木口社長:事務作業は、今1人でやっているので、請求業務とかがすごく大変です。 

 

―――コロナ渦前後での物流業界に大きな変化があったと思うんですけど、御社ではどういった変化がありましたか。

木口社長:いつも月曜日が忙しかったイメージがあったんですが木金がすごく忙しくなりました。そういう面がコロナの前後で変わった部分ではあるのかなあと思いますね。

 

―――曜日によって荷物の数が変わるっていうのはちょっと私も初耳でしたね。やはり事業範囲が広いとそういったところが変わってくるんですね。

木口社長:そうですね。特に変わったと感じるのはその点だと思いますね。

 

採用に関してなど、メッセージがありましたらお願いいたします。

木口社長:やはり、サラリーマンで勤めている方って、一日中工場に缶詰だったりとか、動きっぱなしだったりとかという人もいらっしゃるんです。そういう人が運送業に携わると仕事辞めてよかったなって結構みんな言ってくださるんですよね。現状に満足してない人が次で何か踏み切るタイミングが絶対にないから、まだそこに止まっていると思うんです。

私の考えなんですが、働くために生きていると思ってないので、遊びが好きなんですけど、自分のやりたいことやしたいものっていうのができる人生にできる、そんな会社の環境という絶対的な自信があるので、そういう人は1回運送業に携わってみてもいいなって思いますよ。

 

物流CEOナカノヒトより 「木口社長、インタビューのご協力ありがとうございました。」

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<会社概要>
  • 会社名 :イエロー便
  • 代表者 :木口社長

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