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【株式会社BONUS STAGE I LOVE運輸】原田社長:運送業界のブラックなイメージを変えたい

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物流CEOインタビュー[No.008]

株式会社BONUS STAGE 原田社長

「運送業界のブラックなイメージを変えたい」

今回の物流CEOインタビューは「株式会社BONUS STAGE」の原田社長です。株式会社BONUS STAGEは令和2年3月に設立され、東京都品川区南品川2-1-13-803に本社を置く物流企業です。原田社長の経営思想を物流CEOナカノヒトが紐解きました。それでは、インタビューを見ていきましょう。

株式会社BONUS STAGEの原田社長のキャリア

―――御社の創業に至った経緯を教えて下さい

原田社長:経緯は、運送会社に入る前から何かしたいなと思っていました。月日が経って約10年くらいですか、きっかけがなかったら大手運送会社様にそのままいたと思います。しかし10年という節目で、少し違うことがしたいなということで、それで初め1人で立ち上げたという形ですね。

 

―――立ち上げで苦労された点とかはございましたか?

原田社長:元々いた大手の運送会社様ですと、地方がどうかは分かりませんが、東京の中心でやっていたので、基本的に宅配はメインではありません。個人向けの配達というのは原則、サポートという形で取らせてもらっていました。独立したときの業種自体がB to Cで、(個人向けの配達)専門ではやったことがなかったです。やってみないと分からなかったですが、正直やる前から自信はありました。どんなものなのかというのはありましたし、周りに相談できる人とかもいませんでしたが、何かしたいなと思っていたので、それは全然苦ではなかったです。

 

―――比較的流れもご存知で、あとはどう仕事を取るか、自動車を集めてくるかということですよね。

原田社長:そうですね。

 

―――ホームページの方では、仲間で創業されたと拝見しましたが。

原田社長:一年くらいずっと1人でやっていて、チラホラ会社に入ってきてはいましたが、やめたりとかもありました。やはり、未経験だときつい量があったりするので。それでずっと1人でやっていました。そしてボチボチ(仲間が)増えていくということになり、現状があります。

 

―――1人でやられていた時期と、仲間が増えてきた時期があると思いますが、仲間がいることによってよかったなと思ったことはございますか?

原田社長:仲間は断然増えた方がいいですし、運送業は人がいないと話にならないというのがあるじゃないですか。動いた台数で売り上げとか決まってきますし、そういった部分に関しては、1人だと限界は感じましたし、正直やる前から分かっていましたね。ということがあったので、ちょうどやっていた時期が軽貨物のピークでした。ここ数年じゃないですか、グッと伸びたの。

 

―――そうですね。

(人が増えたのが)伸びるまえくらいだったので、丁度良かったというのはあります。

株式会社BONUS STAGEについて

―――次に御社の強み、特徴についてお聞きしていきたいと思います。お若い方が多いということですが、何か採用基準を設けていますか?それとも自然にでしょうか?

原田社長:自然にですね。若い人を入れると、友達やその知り合いが入ってきて。やはり年齢層同じぐらいの人じゃないですか。それで固まってきたというのはありますね。あと、僕らの年代って正社員じゃないとダメだとか、そういうのに固執していた時代でした。今の若い子は、そういう正社員雇用とかに固執していない人が多いと思います。フリーランスでうちと契約してという形も実際ソコソコいます。普通であれば怖いじゃないですか。僕らみたいに小さい会社に入るのは。親とかも大きい会社に入って欲しいというのが願いだと思います。でも本人たちは、「フリーランスでやってみたい」とかそういうのがあるのかもしれないですね。

 

―――なるほど。やはり主体は若い方なのですね。

原田社長:一応二つあります。フリーランスと正規での社員の二つ。

 

―――正社員雇用もされているのですね(驚)。そこはもう選択式という形ですか?

原田社長:そうですね。最初からフリーランスだと未経験の方は稼げないじゃないですか。であれば、初めはうちの正社員でやってみて、ある程度私たちが投げた量をやってもらって、それで慣れてもらってから、自分で独立してもらっても構わないという形です。

 

―――選べるというのがすごいメリットですね。

原田社長:そうですね。基本的にうちみたいな業態だと、最初から個人事業主でずっとやってもらって、もしうまくできなかったら、辞めますという事が多いと思います。では、その買ってもらった車どうするの?という感じじゃないですか。うちは車も準備して、未経験の人でも全部レンタルとして渡しています。もし、仮に正社員合わなかったとしても、働けるので自分には損はないと思います。個人事業主の方にも、最初は貸してあげたりとかしています。ですから、基本的にはとてもやりやすいと思いますよ。

 

―――他にも御社の特徴や強みはございますか?押し上げていきたい部分でも構いません。

原田社長:他の運送会社さんって正直な話、仕事与えたら多分そのままだと思います。まあ何百台もいると多分そこまで(ケアが)できない。(私たちの場合)少数というのはありますけど、多分普通のところでは教えないような効率的な方法などを教えています。あと、運送会社は根性論とかがあると思いますが、それは多分ちょっと時代が違う。やはり、しっかり休憩を取って、早く帰った方が、働いている側は良いじゃないですか。極力それは日々、配役に至る部分、ドライバーの話はして、決めてはいますね。

 

―――ドライバーの希望に応じて、働きやすいへと柔軟に対応していくという形なのですね。
そうですね。

株式会社BONUS STAGEの原田社長が思う今後の経営・物流業界について

―――今後のビジョンではございますか?

現状は今いるメンバーを大切にして、うちの看板背負ってやりたいなっていう方に関しては、どんどん入れていきたいなとは思っています。あとですね、正直僕、目立つような名前にしたかったんですよ。世の中、なんとかエクスプレスとか色々あるじゃないですか。あとイメージとしては、運送業界ってまだ少しブラックというか、そういう色が強い。今はどこの会社さんもそうではないと思いますけど。やはりそのようなイメージを払拭させるには、なんかそういった名前にしたいなというのはありましたね。それが一番ですね。イメージを変えたいなというのが。

あと、運送会社の中にも、僕みたいな面白い会社もあるのだなと、物流業界に興味持って頂ければ、別にうちに入らなくても、他に行ってもらってでも、(運送業会が)盛り上げればいいかなっていうのがありますね。

 

―――今後、物流業界はどのようになるとお考えですか?

なくてはならない存在。去年のコロナ禍でみんな多分思い知ったと思います。元々、やってる側からすれば思っていると思います。絶対必要だよなって。ただ、受け取る側の人たちはそこまで気にしないじゃないですか。主役は、商品じゃないですか。だから、今後はそういう風になっていくだろうと思っていますし、宅配に関しては今後、自分たちの希望としては、不在票レスです。携帯に登録してもらって、そういう時代にいつかなるんじゃないかなって。分かりませんよ、勝手な僕の想像なので。

そうすることで、ドライバーさんも多分物凄い業務の軽減にもなりますし、お客さんも結局ポストに入っていても、(不在票を)取ならければ分からないじゃないですか。そういう見落としもなくなると思います。僕はそれが多分今後、(不在票レスが)来るだろうなと思っていますけどね。

 

―――運送をデジタル化ですとか、機械化とか言われていますが、軽貨物自体はロボサイトや自動運転などは、どのような形で推移していくと思いますか?

僕が思うには、機械化をBtoBであればできると思います。企業様も何時に出社して、何時に営業を終わるとか決まっているじゃないですか。個人向けに関しては、AIや機械では正直難しい部分がやっぱりありますよね。やる方からしたら、この人は仕事中なので何時に持ってくとか、やはりドライバーはエリアでみんな考えています。これらをAIなどで入り込めるとは思いますが、サービスは多分悪くなると思いますよ。

やはり性質的には人で補っていかないと、人が指示したりとするのであれば可能だとは思いますが。まだまだ一般向けには少し難しいのではと思いますけどね。企業さん向けであれば、僕はありだと思います。オフィスビルとかは機械の方が効率いいと思います。

 

―――御社では今後、一般貨物の取り扱いはお考えですか?

今現在は考えていないですね。もともと考えてはいましたが、やっている場所が東京なので、トラックは事故が多くて。コストもかかる車で、その分に関しては軽自動車であれば、少ない経費で大きく利益を出せる。

これI LOVE(運輸)事業の一つでもあります。尚且つ、運転するドライバーさんも、事故を引くリスクって(軽自動車であれば)低いじゃないですか。車を運転している以上、ないとは言えませんが。でもやはり、トラックの方が売り上げは良いですが、バランスを見た上で現在は軽(自動車)だけでやっています。うちの会社としては、軽(自動車)だけで拡大してきたというのはありますね。

 

―――一般貨物は本当にきついものがありますよね。

ほんとにそうですよね。軌道に乗ればとか、いい定期のお仕事があればとか、このシーズンですと引越しとかがあれば、やはり仕事自体はおいしいです。しかし、今回のコロナ禍でもそうでしたが、物流は企業様がカットしやすい部分ですよね。今まで依頼していたが、多少であれば自分たちでやろうとなるじゃないですか。そこをトラックで配送となると、せいぜいA地点からB地点まで。

今僕らがやっているのはA地点からB地点ではなく、A地点から(様々な場所に)持ってきます。普通に200件は回るので、教えないと無理ですね。誰でもできないというのは、やはり強みですね。持っているノウハウがあるので。しかし、受け取っている人たちからしたら、簡単そうだなって思われるかもしれないですね。でも意外に奥が深いですよね。

 

―――これは伝えておきたいことはございますか?

現在物流業界は徐々に注目を集めてきていて、きついというイメージを持たれる方がほとんどだと思います。お金は貰えるけどきつい。しかし、意外にやってみると楽しいですし、本当に悪くないなと思いますよ。実際問題、10年前でもきついというか自分のイメージよりはきつくなかったです。なので、他と迷っていたりするのであれば、一回やってみてもいいと思います。車の中って実際1人なので、時間は作れると思います。今パツパツの仕事なんてないので。みんなに事故起こされたら困りますし。だから少なからず、物流業界に興味ある方、あればやってみた方がいいのではないのかなって。楽しいし、というのはありますね。

 

―――それでは最後に何か一言ございますか?

是非インスタグラムで、いいねとフォロー宜しくお願いします!(笑)

 

物流CEOナカノヒトより 「原田社長、インタビューのご協力ありがとうございました。」

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<会社概要>
  • 会社名 :株式会社BONUS STAGE
  • 代表者 :原田社長
  • 設立  :令和2年3月
  • 本社住所:東京都品川区南品川2-1-13-803

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